不安なときに、すぐ答えを探さなくていい理由

不安なときほど、すぐ答えを探したくなる

不安を感じると、できるだけ早く安心したくなります。
「今の状態は大丈夫なのか」「何かしなきゃいけないのか」
そう考えて、答えを探し始めるのは自然なことです。

特に、体調や家族のこととなると、
何もしないで待つより、調べて行動したほうが
安心できる気がすることもあります。

でも実際には、
不安なときほど情報を集めすぎてしまい、
かえって判断が難しくなることも少なくありません。

答えを急ぐことで、かえって迷いが増えることもある

不安な気持ちで情報を探し始めると、
似たような話や、正反対の意見が次々と目に入ってきます。

「これは良い」「それはやめたほうがいい」
「すぐ対応すべき」「様子を見て大丈夫」
どれももっともらしく見えて、
どれが自分に当てはまるのか分からなくなることもあります。

そうして情報を集めるほど、
不安が解消されるどころか、
「何を選んでも間違えそう」という気持ちが
強くなってしまうこともあります。

一度立ち止まって考えたい、判断の順番

不安なときに迷いが増えてきたら、
一度、答えを探すのをやめて、
判断の順番を整理してみるのもひとつです。

たとえば、
「今すぐ何かを決めないといけない状況なのか」
「少し様子を見る余地はあるのか」
「不安の正体は、症状そのものか、分からないことなのか」
こうした点を切り分けるだけでも、
気持ちが落ち着くことがあります。

先に商品や対処法を探すよりも、
まずは今の状況を言葉にしてみる。
それが、無理のない判断につながることもあります。

経験を重ねる中で感じた、不安との向き合い方

子どものことで、手術をする必要があるのかどうか、
判断に迷った時期がありました。

病気が珍しく、一般的な情報がほとんどなくて、
調べれば調べるほど分からないことが増えていく感覚がありました。
それでも「何もしないのは不安だから」と、
とにかく情報を集めなければいけないと思っていました。

そんな中で、SNSを通じて、
同じ経験をした人たちの実体験を聞くことができました。
正解を教えてもらったというよりも、
それぞれが悩みながら判断してきた過程を知ったことで、
少しずつ気持ちが落ち着いていったのを覚えています。

今振り返ると、
不安な気持ちのまま答えを急ぐよりも、
まずは一度落ち着くことが大切だったのだと思います。
すぐに結論を出さなくてもいい。
そう自分に言い聞かせることで、
必要な判断が見えてくることもあります。

それでも判断に迷うときの、ひとつの考え方

考え方を整理しても、経験を振り返っても、
それでも迷いが消えないことはあります。

状況によっては、
あまり時間をかけずに判断しなければならない場面もあります。
医療のことや手術のように、
ある程度のスピードが求められる場合もあります。

ただ、急ぐ必要があるからといって、
すべてを一人で抱え込む必要はありません。
「今すぐ決める必要があること」と
「判断を助けるために整理できること」は、
分けて考えることができます。

不安が強いと、
何か行動しないといけない気がしてしまいますが、
立ち止まることや、少し視点を変えることも判断のひとつです。
すぐに答えが出ないからといって、
間違っているわけではありません。

自分だけで答えを出そうとせず、
経験のある人の話を聞いてみることで、
見え方が変わることもあります。

不安なときほど、
自分に「落ち着け」と声をかける時間を持つ。
それが、結果的に納得のいく判断につながることもあります。

立ち止まること、整理すること、
人の経験に耳を傾けること。
そうした時間も含めて、
判断のプロセスなのだと思います。

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