先天性白内障の遮蔽訓練で、
「アイパッチをすぐ剥がされてしまう」
「ちゃんと続けられるか不安」
と感じる人は多いと思います。
実際に始めてみると、
理想通りにいかないことも多く、
試行錯誤の連続でした。
この記事では、
比較的剥がされにくく続けられた中で感じたことや、
実際に役立った工夫をまとめています。
アイパッチを剥がされにくくするために最初に意識したこと
正直に言うと、遮蔽訓練を始めた最初の時点では、
「どうすれば剥がされにくくなるか」まで、
細かく考えられていたわけではありませんでした。
とにかく始めてみて、
子どもの反応を見ながら手探りで進めていた、というのが近いです。
ただ、実際に続けていく中で、
周囲の体験談を見たり、
日々の様子を観察するうちに、
「剥がされてから対処するより、
最初の流れ作りが大事かもしれない」と感じるようになりました。
そこから少しずつ、
貼るタイミングや環境づくりを意識するようになり、
結果的に強く剥がされる場面は多くなかったと感じています。
実際に効果を感じた貼り方と工夫
実際に続けていく中で、
「これは効果を感じた」と思った工夫はいくつかあります。
まず一番大きかったのは、
朝起きてすぐに貼るようにしたことです。
起きてしばらく経ってから貼ろうとすると、
すでに視界に慣れている状態で片目を塞がれるため、
強く嫌がる様子が出やすいと感じました。
一方で、
起床直後のタイミングで貼ると、
比較的スムーズに受け入れてくれることが多く、
結果的に貼り直しの回数も減りました。
次に意識したのが、
アイパッチのタイプ選びです。
最初は、
「どうせすぐ剥がされるかもしれない」
「続けられるか分からない」
という気持ちもあり、
価格が安いものを選んでいました。
また、顔が小さかったこともあって、
サイズが小さめのものを選んでいた時期もあります。
サイズ感としては合っていましたが、
固定力という意味ではやや弱く、
ズレやすかったり、
貼り替えが必要になる場面が多くなりました。
その後、
粘着面が広めでしっかり固定できるタイプに変えたところ、
自分で剥がすことがかなり減り、
貼り替えのストレスも少なくなりました。
結果的には、
「安さ」よりも「固定力」を優先した方が、
精神的な負担も少なく、
継続しやすかったと感じています。
また、
気になって触りそうなときは、
動画を見せたり、遊びに集中できる環境を作ることで、
自然に意識をそらすようにもしていました。
使ってよかったアイパッチのタイプ
いろいろ試した中で、
結果的に一番よかったと感じたのは、
「粘着面が広めで、しっかり固定できるタイプ」のアイパッチでした。
最初は、
できるだけ肌への負担を減らしたくて、
粘着力が弱めのものを選んでいましたが、
その分剥がれやすく、
貼り替えの回数が増えてしまいました。
貼り替えが増えると、
そのたびに触られることで不快感も出やすくなり、
結果的にストレスが大きくなると感じました。
粘着面が広いタイプに変えてからは、
一度貼ると剥がれにくく、
自分で取ろうとしても簡単には外れないため、
貼り直しの回数がかなり減りました。
結果として、
「何度も貼り替える」よりも、
「一度しっかり固定して長くつけられる」方が、
本人にとっても負担が少なく、
こちらの精神的な余裕も保ちやすいと感じています。
また、剥がすときの負担を減らすために、
アイパッチ専用の剥離剤(リムーバー)も使っています。
正直、使っている人はそこまで多くない印象ですが、
これを使うようになってからは、
皮膚トラブルやかぶれはほとんど起きていません。
無理に引っ張って外すよりも、
肌への刺激をかなり減らせると感じています。
遮蔽訓練そのものがつらかった時期の気持ちや、
実際に助けになった工夫については、
「アイパッチ訓練がつらかったときに、実際に助けになったこと」にまとめています。
剥がされそうなときにやっていた対処
正直に言うと、
「これをやれば絶対に剥がされない」という方法はありませんでした。
その日の機嫌や体調によっても反応は違い、
うまくいく日もあれば、うまくいかない日もあります。
その中で意識していたのは、
できるだけ嫌な体験にしないことでした。
気になって触りそうなときは、
動画を見せたり、おもちゃで遊ばせたりして、
自然に意識をそらすようにしていました。
また、無理に手を押さえつけたり、
泣かせたまま続けることは、
できるだけ避けるようにしていました。
一度「嫌なもの」として強く印象づいてしまうと、
その後の訓練自体が難しくなると感じたからです。
完璧に守ろうとするよりも、
その日の様子を見ながら、
できる範囲で続けることを優先していました。
アイパッチ訓練と同時に、コンタクト管理でもかなり苦戦しました。
実際にどんなことで困って、どう対応していたかは、
「先天性白内障のコンタクト管理が大変だった…実際に助けになった工夫まとめ」にまとめています。
それでも無理な日はどうしていたか
どうしても機嫌が悪い日や、
体調がいまひとつの日は、
うまくいかないこともありました。
ただ、できるだけ神経質になりすぎないことを意識していました。
比較的嫌がりが少なかったこともあり、
「今日は少し短くなってもいいか」
「今日はここまででやめておこう」
と、ゆるめる日もありました。
遮蔽訓練は短期勝負ではなく、
長く続けていくものなので、
一日単位で完璧を求めすぎると、
こちらの気持ちが先に折れてしまうと感じたからです。
できなかった日があっても、
また次の日に戻せばいい。
少しずつ積み重ねていけばいい。
そう考えるようにしてから、
気持ちの負担はかなり軽くなりました。
「完璧にやる」よりも、
「続けられる形を作る」ことを大事にしていました。
手術の判断や治療全体の流れについては、
「先天性白内障の手術は必要?迷ったときに知っておきたい判断ポイント」にまとめています。

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