アイパッチを始めたばかりの頃|最初の過ごし方と親の気持ち

アイパッチを始めたばかりの頃、「この生活がこれから続いていくんだ」という実感は、まだそこまで強くありませんでした。

退院してから1週間後、コンタクトが届いたタイミングで我が家のアイパッチ生活は始まりましたが、最初は想像していたよりも大きな拒否反応はなく、どこか拍子抜けするような感覚もあったのを覚えています。

ただ同時に、「これから嫌がる時期が来るんだろうな」
「もっと大変になるのはいつなんだろう」
そんな“まだ起きていない未来”への不安の方が大きかった時期でもありました。

この記事では、アイパッチを始めた直後の生活の様子や過ごし方、そしてその頃に感じていた親としての気持ちを、我が家の一例として整理しています。

アイパッチを始めたタイミングと最初の生活

我が家がアイパッチを始めたのは、生後7ヶ月の頃でした。

退院してすぐではなく、術後の経過を見ながら過ごし、コンタクトが届いたタイミングで本格的にスタートしました。入院中からではなかったことで、生活の中で始まる感覚が強く、「ここから日常が変わっていくんだな」という意識が少しずつ芽生えていったのを覚えています。

遮蔽時間は、起きている時間の半分ほど。最初からある程度まとまった時間を行う形で、1日6時間弱を目安に進めていました。

とはいえ、始めたばかりの頃は生活が一変したというより、「新しい習慣が一つ増えた」ような感覚に近かったように思います。まだ拒否が強いわけでもなく、こちらも手探りの状態で、まずは日常の中にどう組み込んでいくかを探っている時期でした。

アイパッチの時間の目安や訓練の進め方については、こちらの記事で詳しくまとめています。

▶ 先天性白内障のアイパッチは何時間?遮蔽訓練の目安と続けるコツ

最初の反応と想像していた不安

アイパッチを始める前は、「きっとすごく嫌がるだろうな」と想像していました。

見えにくくなる時間があること自体、大人でも不安を感じるものですし、赤ちゃんにとってはなおさらだと思っていたからです。

でも実際に始めてみると、最初の頃は思っていたほど大きな拒否反応はありませんでした。泣き続けるわけでもなく、外そうと必死になる様子もなく、どこか拍子抜けするような気持ちになったのを覚えています。

もちろん、これはあくまで我が家のケースで、すべての子に当てはまるわけではありません。ただ、「最初から大変なわけではないこともある」というのは、そのときの一つの実感でした。

ただ同時に、心の中では別の不安もありました。

「今はまだ嫌がらないだけで、これから始まるのかもしれない」
「もっと大変になるのはいつなんだろう」

始まったばかりだからこそ、これから先に待っているであろう負担の方に意識が向いていた時期でもありました。

アイパッチ中の過ごし方(我が家の実例)

アイパッチをしている時間は、「特別なことをしなければいけない」というより、日常の延長の中でどう過ごすかを意識していました。

よく見せていたのは動画です。視界が制限される時間でも集中しやすく、親の手が離せないときにも助けられる場面が多くありました。

そのほかには、音が鳴るおもちゃや絵本もよく使っていました。視覚だけに頼らない遊びは、遮蔽中でも取り入れやすく、過ごし方の一つとして自然に生活の中に入っていたように思います。

一方で、外出については少し慎重になっていました。コンタクトが外れてしまうことへの不安があり、最初の頃は「無理に出かけなくてもいいかな」と感じることも多かったです。

まったく外に出なかったわけではありませんが、それまでよりも一歩踏み出すのに勇気がいる感覚は確かにありました。

そんなふうに、アイパッチの時間だけを切り取るというより、生活全体の過ごし方を少しずつ調整していた時期だったように思います。

遮蔽中に助けられたおもちゃについては、まとめ記事でも詳しく紹介しています。

▶ アイパッチ中でも遊びやすかった「音が鳴るおもちゃ」まとめ|入院・術後・退院後の状況別に紹介

外出や日常生活で感じたハードル

アイパッチ生活が始まってから、日常の中で少し変化を感じたのは外出に対する感覚でした。

家の中で過ごしている分には大きな問題はなかったものの、外に出るとなると「見えにくい時間がある状態」でどう過ごすかを考える必要があり、それまでのように気軽に動ける感覚とは少し違っていたように思います。

加えて、コンタクトも併用していた時期だったため、外出先で外れてしまったらどうしようという不安もあり、最初の頃は無理に出かけることはせず、必要最低限にとどめることが多くなりました。

とはいえ、まったく外に出なかったわけではありません。短時間から様子を見ながら、無理のない範囲で日常生活は続けていました。

アイパッチそのものに強い拒否があったわけではないものの、「見えにくい時間がある生活」を前提に行動を選ぶ感覚は、これまでとは少し違うものだったように感じています。

嫌がる時期は来る?と考えていたこと

アイパッチを始めたばかりの頃、実際の生活そのものよりも、これから先のことを考える時間の方が多かったように思います。

最初のうちは大きな拒否反応もなく、「思っていたより大丈夫かもしれない」と感じる場面もありましたが、それと同時に頭の中にあったのは別の不安でした。

「いつか嫌がる時期が来てしまうんじゃないか」
「もっと大変になるのはこれからなんじゃないか」

今が落ち着いているからこそ、その先に待っている負担を想像してしまい、どこか構えてしまうような感覚がありました。

もちろん、その時点ではまだ起きていないことばかりです。それでも、これから続いていく生活のことを考えると、目の前の状況よりも未来の方に意識が向いていた時期だったように思います。

始まったばかりの頃というのは、実際の大変さよりも、「これから先への心構え」をしている時間でもあったのかもしれません。

まとめ|始めたばかりの頃に感じていたこと

アイパッチを始めたばかりの頃は、生活そのものが一変したというより、日常の中に新しい習慣が加わったような感覚でした。

最初から強い拒否があったわけではなく、過ごし方も特別なものというよりは、動画や音の出るおもちゃ、絵本など、これまでの延長線上で工夫しながら過ごしていたように思います。

ただ一方で、「これから嫌がるようになるのかもしれない」「もっと大変になるのはこの先かもしれない」といった、未来への不安が常に頭のどこかにありました。

始まったばかりだからこそ見えていなかったことも多く、実際の大変さというより、これから続いていく生活への心構えをしていた時期だったように感じています。

我が家のケースはあくまで一例ですが、アイパッチを始めた直後の生活は、「今の現実」と「これから先への不安」が同時に存在していた時間でもありました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました