アイパッチ訓練中の遊び時間で、我が家が特に助けられたと感じたのが「音が出るおもちゃ」でした。
見えづらさがある状態では、普段なら楽しめていた遊びでも反応が薄くなったり、集中が続かなかったりすることがあります。
そんな中で、視覚だけに頼らず楽しめる音の存在は、想像以上に大きな支えになっていました。
実際に使っていく中で感じたのは、
ただ音が鳴ればいいわけではなく、
「どんな鳴り方をするか」「どう関われるか」によって、遊びやすさや安心感が変わるということでした。
入院中のように環境が大きく変わる場面でも、
音があることで落ち着いて過ごせた時間があったり、
装着時間のぐずりを乗り越えられたこともありました。
今回は、我が家の体験をもとに、
・音が助けになると感じた理由
・月齢による遊び方の変化
・入院中や不安な時間に支えられた音
を整理してまとめています。
これから始める方や、遊び時間の過ごし方に迷っている方が、
一つの参考として選びやすくなる内容になれば嬉しいです。
アイパッチ中の遊びで「音」が助けになると感じた理由
アイパッチ装着中の遊びを続けていく中で、
我が家が強く感じたのは「音の存在の大きさ」でした。
見えづらさがある状態では、
目で見て理解する遊びよりも、
触れると反応が返ってくる遊びの方が成立しやすいことが多くありました。
その中でも音は、
・叩くと鳴る
・押すと流れる
・触れると反応する
といった形で、
自分の行動に対してすぐ返ってくるフィードバックになります。
例えば、まだ月齢が低い時期でも、
大きく叩けるタイプのおもちゃであれば、
細かく狙わなくても音が鳴り、
「できた」という感覚につながりやすそうでした。
また、音楽が流れるタイプのおもちゃは、
遊びというよりも環境音に近い形で、
装着中の不安感を和らげてくれる場面もありました。
見えづらい状態では、
視覚から得られる情報が減る分、
音や触覚の刺激が安心材料になることもあると感じています。
もちろんすべての場面で効果があるわけではありませんが、
遊びの選択肢として「音」という要素を意識するだけでも、
過ごしやすさは変わることがありました。
音の種類によって遊び方や役割は変わった
「音が出るおもちゃ」と一言でいっても、
実際に使ってみると、遊び方や役割にはいくつかの違いがありました。
我が家の体験の中では、大きく分けて次の3つの関わり方があったと感じています。
まず一つ目は、自分で鳴らす音です。
叩く・押す・鍵盤を触るなど、
自分の動きに合わせて音が鳴るタイプは、
遊びとしての満足感が高く、集中しやすい傾向がありました。
特に大きく叩ける太鼓やタンバリンのような作りのものは、
まだ手先が細かく動かせない時期でも成立しやすく、
月齢6ヶ月頃でも楽しそうに叩いていた姿が印象に残っています。
二つ目は、ボタン操作で音楽が流れるタイプです。
ボタンを一つ押すだけで曲が流れるものは、
遊びというより「音楽を聴く時間」に近い役割もあり、
装着時間の不安感を和らげるきっかけになることがありました。
自分で音を鳴らす成功体験と、
流れてくる音楽を楽しむ時間の両方が成立するため、
長く使える傾向がありました。
三つ目は、環境として流れる音です。
メリーやねんね用のおもちゃのように、
自分が操作しなくても音楽が流れたり、
揺れと一緒に音が鳴るタイプは、
遊びというより安心材料に近い存在でした。
特に入院中や夜間など、
不安感が強くなりやすい時間帯には、
こうした受動的な音が落ち着きにつながる場面もありました。
このように、同じ「音が出るおもちゃ」でも、
・自分で鳴らす音
・ボタンで流れる音
・環境として流れる音
それぞれで役割が違っていたことが印象的でした。
月齢やその時の状況によっても合う遊び方は変わるため、
一つに絞るのではなく、
いくつかの関わり方を持てると過ごしやすさにつながると感じています。
我が家で反応がよかった音が出るおもちゃの具体例
※前提として、我が家の場合は先天性白内障の手術時期が一般的な目安より遅く、入院した時点で月齢がある程度進んでいました。
そのため、入院中に遊べていたおもちゃも、時期によっては難しい場合があるかもしれません。
ここで紹介している内容は、入院環境の一例として、状況に合わせて参考にしていただけたらと思います。
まず、入院中を含めて特に助けられたと感じているのが、ミキハウスの音が出るおもちゃでした。
ボタンを押すと音楽が流れるだけでなく、中央に大きく叩けるタンバリンや太鼓のようなパーツがついていて、まだ月齢が低い時期でも楽しめていました。
叩く場所が大きいため、細かく狙わなくても音が鳴り、
見えづらさがあっても成功体験につながりやすかった印象があります。
入院前から使っていたこともあり、環境が変わって不安が強い場面でも、このおもちゃを使うことで落ち着ける時間がありました。
寝転んで過ごす時間が長かった入院中には、メリーにも助けられました。
自分で操作しなくても音楽が流れ、揺れと一緒に視界に入るため、遊びというより安心材料に近い存在だったように思います。
夜間に一人になる時間帯は特に不安が強くなりやすく、メリーの音を流してから少し離れる、という使い方をしていたこともありました。
同じく寝転び期には、布絵本のように触ると音が鳴るタイプのおもちゃも反応がよくありました。
カサカサとした音や、触ることで変化がある仕組みは、視覚だけに頼らず楽しめるため、無理なく関われていたように思います。
退院後、座れるようになってからは、叩く・押すといった操作系のおもちゃにも集中できるようになっていきました。
しまじろうのリズムボンゴや、音が鳴るキーボードは、
自分の動きに合わせて音が返ってくる楽しさがあり、長く遊べていた印象があります。
特にキーボードは流れる曲自体も好きになり、歌ってあげると喜ぶようになるなど、遊び方の幅も広がっていきました。
さらに成長してからは、木琴とピアノが一体になったおもちゃや、ピアノ絵本のように、音階に触れられるタイプにも興味を持つようになりました。
手先を動かす楽しさと音の反応が組み合わさることで、装着中でも比較的落ち着いて遊べる時間が続いていたように思います。
このように振り返ると、音が出るおもちゃの中でも、
・叩くと鳴る
・押すと流れる
・触れると反応する
といった関わり方の違いによって、成立しやすい時期や役割が変わっていたことが印象的でした。
入院中や夜間の不安な時間に助けられた音の存在
入院中は、遊びという意味だけでなく、
「不安な時間をどう過ごすか」という視点でも音に助けられる場面がありました。
日中は回診や処置など環境の変化も多く、
どうしても緊張や不安が強くなりやすい時間帯があります。
正直なところ、先生の回診のように、
怖さが大きい場面では、音のおもちゃでも気持ちを切り替えるのは難しく、
泣いてしまうこともありました。
すべてをカバーできるわけではない、というのも実際に感じた部分です。
一方で、音が安心材料として機能していた時間も確かにありました。
特に印象に残っているのが夜間です。
入院中は、どうしても一人で過ごす時間ができてしまうことがあり、
その時間帯の不安感は大きかったように思います。
そんなとき、メリーの音楽を流してから離れることで、
完全に静かな状態よりも落ち着いて過ごせていたことがありました。
また、スヌーピーのねんね用おもちゃのように、
音楽や環境音が流れるタイプも、入眠前の安心材料として使っていたことがあります。
遊びというより、
音がそばにあることで一人ではない感覚につながっていたようにも感じていました。
入院環境では動ける範囲も限られ、
遊び方自体が制限されることもあります。
その中で、音が流れる・揺れる・反応が返る、といった要素は、
見えづらさだけでなく、不安感の軽減にもつながっていたのかもしれません。
もちろん効果の感じ方には個人差がありますが、
入院中や環境変化が大きい時期の過ごし方の一例として、
参考になればと思います。
まとめ|見えづらい時期の安心材料としての「音」
アイパッチ訓練中の遊びを振り返ると、
「音が出るおもちゃ」は単なる遊び道具以上の役割を持っていたように感じています。
見えづらさがある状態では、
視覚だけに頼る遊びは負担が大きくなりやすく、
触れる・叩く・押すといった動きに対して音が返ってくる仕組みは、
安心感や達成感につながりやすいものでした。
また、入院中や夜間のように不安が強くなりやすい時間帯には、
遊びというよりも、音そのものが環境を和らげてくれる存在になっていた場面もありました。
もちろんすべての場面で効果があるわけではなく、
回診のように怖さが強い場面では難しいこともありましたが、
過ごし方の一つの選択肢として「音」は大きな助けになっていたと感じています。
月齢や状況によって合うおもちゃは変わりますが、
見えづらい時期の遊びを考える際に、
視覚以外の刺激も取り入れてみるという視点は、
選びやすさにつながるかもしれません。
アイパッチ中でも集中しやすかった遊びの特徴については、
別の記事でも整理しています。
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