先天性白内障のコンタクトが何度も落ちた時期|外出が怖くなったリアル体験と乗り越え方

コンタクトを初めて落とした日のこと

コンタクトを使い始めて、はじめて完全に外れてしまった日は、正直かなりショックでした。

「え、こんなに簡単に落ちるの?」
「これから毎日こんなことが続くの?」

一気に不安が押し寄せてきました。

それまでは、多少ズレることはあっても、
「そのうち慣れるだろう」とどこか楽観的に考えていました。

でも実際に落としてしまったことで、

・管理が想像以上に大変なこと
・外出中に起きたら取り返しがつかないこと
・気を抜けない生活が始まること

を一気に実感しました。

そこから、
「落とさないようにする」ことが、
生活の中で常に頭から離れなくなりました。

それが、外出への不安やストレスにつながっていった
大きなきっかけだったと思います。

外出が怖くなった時期の話

コンタクトを初めて落としてから、外出のしかたが変わりました。
「もう一回落ちたらどうしよう」が、ずっと頭のどこかにありました。

外に出ているのに、気持ちが外に向かない感じ。
外出を完全にやめたわけではありませんが、明らかに控えるようになりました。

たとえば、

・外出時間を短くする
・遠出をしない(できない)
・用事が済んだら早めに帰る
・「楽しいはず」の時間も、どこか緊張している

こんなふうに、外出が「リフレッシュ」ではなく、
「ミッション」みたいになっていました。

出かける前から、すでに気持ちが重い。
出先でも、ふとした瞬間に「今、落ちてないよね?」と確認したくなる。
帰宅して無事だったときだけ、やっと肩の力が抜ける。

落としたのはコンタクトなのに、落ちたのは安心感のほうだった。
そんな感覚のほうが近いかもしれません。

外出って本来、気分転換にもなるし、
育児のしんどさを少し軽くしてくれるものでもあります。
だからこそ、「外に出ても休まらない」状態が、じわじわ効いてきました。

そしてこの時期は、外から見たらたぶん普通に生活しているように見えます。
でも実際は、常に緊張感があって、楽しめない自分にも疲れていく。
それが、しんどかったです。

何が原因かわからず一番しんどかった時

正直、この時期がいちばんしんどかったです。

目をこすると特に落ちやすい、という感覚はありました。
でも、気をつけていても関係なく落ちることも多くて、
「結局なにが原因なんだろう」という状態が続いていました。

乾燥が関係しているのかも、と考えて先生にも相談して、
子ども用の目薬を使ってみたこともあります。
でも、はっきりした効果を感じるほどではありませんでした。

病院では、
「決まった理由はないことが多い」
「そのうち取れづらくなるケースもあるから、今は耐えるしかない」
そんな説明でした。

頭では理解していても、
毎日の生活の中で“耐える期間”が続くのは、やっぱりきつかったです。

特につらかったのは、
なくしたら高額になることへの不安でした。

「今後いくらかかるんだろう」
「また落としたらどうしよう」
そういう心配が、ずっとついて回っていました。

それに、外出制限もかなりストレスでした。

我が家は、外に出て気分転換しないとしんどくなるタイプなので、
外出を控えながら生活すること自体が、じわじわ負担になっていきました。

原因がはっきりしない。
対策も決定打がない。
でも日常は続いていく。

この「どうにもならなさ」が、
精神的にも一番しんどかった部分だったと思います。

実際にやっていた対処と試行錯誤

コンタクト管理で実際に使っていた道具や、現実的に続けやすかった運用方法については
「先天性白内障のコンタクト管理|実際に使ってよかった用品と現実的な運用まとめ」に詳しくまとめています。

この時期は、とにかく「落とさない」「落ちても見失わない」を軸に、できることは一通り試していました。

まず、外出時間は自然と短くなりました。
長時間外にいるほどリスクが上がる気がして、用事が終わったら早めに帰る形にしていました。

移動手段も意識していて、
ベビーカーで外出することが増えました。

もし落ちても、
座面に乗る可能性がある。
地面に直接落ちるよりは、まだ探しやすい。
そんな理由からでした。

抱っこ紐のときは、顔が内側を向く形にして、
万が一落ちても、抱っこ紐に引っかかる可能性にかける。
正直「確実な対策」ではないけれど、
少しでも可能性を残したくて、そうしていました。

家の中の環境も、かなり気にするようになりました。

床に物を置かないようにして、
落ちたときに探しやすい状態を保つ。
掃除も、それなりにこまめにするようになりました。

「探す時間」を減らすことが、
そのままストレス軽減につながっていたと思います。

目薬や洗浄液(保存液)も、
粘度が高いものがいいのかもしれない、と調べていくつか試しました。
でも、はっきりした違いは感じられず、
結局「決定打」にはなりませんでした。

それから、自作で「落ちてもキャッチできるスタイ」も作りました。

正直、半信半疑でしたが、
実際に2回ほど、それで防げたことがありました。

完璧な対策ではないけれど、
「何もしていない状態」よりは、
少しだけ気持ちが楽になる材料にはなっていました。

この頃は、
うまくいく日もあれば、全然意味を感じない日もある。
そんな試行錯誤の繰り返しだったと思います。

少しずつ楽になったきっかけ

外出への不安や気持ちの切り替えについては、
「先天性白内障のケアが始まってから、外出がしんどくなった理由(そして少し楽になった考え方)」でも詳しく書いています。

この状況が、ある日いきなり劇的に変わったわけではありません。

でも、少しずつ、
「前より落ちにくいかも?」と感じる日が増えていきました。

気をつけ方に慣れてきた部分もあるし、
成長とともに、自然と安定してきた部分もあったのかもしれません。

外出中も、
最初の頃ほど常に緊張し続ける状態ではなくなっていきました。

「絶対に落とさない」ではなく、
「もし落ちても、前ほどパニックにならなくなった」
そんな変化のほうが近いです。

コンタクト管理そのものが一番つらかった時期の話は、
「先天性白内障のコンタクト管理が本当につらかった時期の話」にまとめています。

この経験で強く感じたのは、
しんどい時期は「終わりが見えないからつらい」ということでした。

でも、実際には、
少しずつ形を変えながら、状況が動いていくこともある。

あのときは、
「今がずっと続くんじゃないか」と思っていましたが、
振り返ると、ちゃんと波はありました。

同じように、
コンタクトが落ちることに悩んでいる人がいたら、
今がいちばんしんどい時期かもしれない、ということ。

そして、今のつらさが、
このままずっと固定されるとは限らない、ということ。

我が家のケースは一例ですが、
少なくとも「少し楽になるタイミングは来た」という事実は、
残しておきたいと思いました。

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