術後の通院で一番緊張したタイミング
術後の通院の中で、いちばん緊張したのは、
「ちゃんと見えてきているのか」が分かるタイミングでした。
正直、手術そのものについては、
「きっと成功するだろう」と、どこかで信じている部分もありました。
でも、そのあとが本番だったと思います。
見えているのか。
どれくらい見えているのか。
この先、視力は伸びていくのか。
結果が出るまでは、
どれだけ考えても答えが分からない時間が続きます。
特に、初めての視力検査が近づいてきた頃は、
毎回の通院が近づくたびに、
気持ちが重くなる感覚がありました。
「もし思ったように視力が出ていなかったらどうしよう」
「このまま伸びなかったらどうなるんだろう」
そんなことを、
頭の中で何度も繰り返していました。
診察室に呼ばれるまでの待ち時間も、
ただ座っているだけなのに、
やけに長く感じたのを覚えています。
この時期は、
体のケアというより、
気持ちの持ち方のほうが難しかった時期だったと思います。
初めての視力検査を待つ時間の不安
視力検査の結果を待つ不安とあわせて、
その後の訓練面で感じていたことについては、
「先天性白内障のアイパッチ訓練がつらい時期に我が家が意識していたこと|嫌がる時期の向き合い方」にまとめています。
初めての視力検査を受ける前は、
とにかく結果が出る瞬間が怖かったです。
「見えている」と言われるのか、
「まだ分からない」と言われるのか、
それとも、想像したくない言葉を聞くことになるのか。
検査そのものよりも、
そのあとに聞く説明のほうが、ずっと緊張していました。
検査を受けている間も、
待合室で待っている間も、
時間がゆっくり流れているような感覚でした。
我が家は片目の先天性白内障だったので、
「片目だけでも、どこまで見えるようになるのか」という点も、
ずっと気になっていました。
視力がほとんど伸びなかった場合のことも、
頭の中では何度も考えてしまっていました。
結果を聞く瞬間は、
正直、手に力が入る感じがあって、
心臓の音がはっきり聞こえるような気がしました。
それくらい、
このタイミングは精神的な負荷が大きかったです。
斜視や緑内障を毎回気にしていた理由
斜視について不安に感じていた時期や、その後の訓練につながっていった流れについては、
「先天性白内障のアイパッチ訓練がつらい時期に我が家が意識していたこと|嫌がる時期の向き合い方」にまとめています。
視力のことと同じくらい、
通院のたびに気にしていたのが、斜視と緑内障でした。
特に斜視については、
術後すぐの頃からずっと頭の片隅にありました。
「このまま出てこないだろうか」
「出てきたら、訓練や治療はどうなるんだろう」
そんなことを、
診察のたびに考えていた気がします。
緑内障についても、
術後の後遺症として起こりやすいと言われていたこともあり、
毎回の検査結果をかなり慎重に見ていました。
数値や専門用語の細かい意味までは分からなくても、
「問題ありません」という言葉が出るまでは、
気持ちが落ち着かない状態が続いていました。
通院というと、
「診てもらって安心する場所」というイメージもありますが、
我が家にとっては、
毎回、小さな試験を受けに行くような感覚でもありました。
何も問題がなかった日は、
病院を出た瞬間に、
やっと息ができるような気持ちになることもありました。
検索ばかりしていた時期に感じたこと
正直に言うと、
いちばん検索していた時期は、手術をするかどうかを決める前後でした。
この選択が本当に正しいのか。
他に方法はないのか。
将来どうなるのか。
その頃は、
視力の予後や治療方針、文献や体験談まで、
思いつく限りの情報を片っ端から探していました。
手術が終わってからも、
もちろん不安がゼロになったわけではありません。
眼振が出たときはかなり心配して調べましたし、
先生にも何度も確認しました。
片目の先天性白内障だったこともあって、
「片目で生活している人は実際どうなのか」
「将来、困ることは何があるのか」
そんなことも調べていました。
ただ、手術後は、
「やるしかない」という気持ちに切り替わっていた部分も大きかったです。
手術前のように、
答えを探し続ける検索ではなくて、
今の状況を受け止めながら、
必要な情報だけを拾うような感覚に近かったと思います。
検索の量が減ったというより、
検索の仕方が変わった、というほうが近いかもしれません。
まとめ|通院と向き合う中で変わった気持ち
通院と並行して行っていた日常のケアやコンタクト管理については、
「先天性白内障のコンタクト管理|実際に使ってよかった用品と現実的な運用まとめ」にまとめています。
通院や経過観察を続ける中で感じたのは、
不安がゼロになる瞬間は、正直あまりないということでした。
視力のこと、斜視のこと、緑内障のこと。
ひとつ安心しても、また別の心配が出てくる。
でもその一方で、
少しずつ「不安との距離の取り方」は変わってきたようにも感じています。
最初の頃は、
結果ひとつひとつに一喜一憂して、
気持ちが大きく揺れていました。
今は、
その時点の結果を受け止めて、
「今できることを続ける」という意識に近づいてきています。
担当の先生が異動で変わることが分かったときは、
長く付き合ってきた分、正直かなり寂しい気持ちにもなりました。
それだけ、この通院や経過の時間が、
我が家の生活の一部になっていたんだと思います。
この話も一例ではありますが、
通院や検査のたびに緊張してしまう人にとって、
「同じように感じている人もいる」と思える材料のひとつになれば嬉しいです。

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